「子どもと美術館を一緒に楽しみたい」
そんな気持ちがずっとありましたが、絵画鑑賞にイマイチ興味のない息子。
難しいだろうなと思って諦めていましたが、
- 友達と一緒にワークショップ方式で絵画を見つける
- 子供向けのアクティビティに参加
今回はロンドンの誇る世界10大美術館のうちの一つ、ナショナルギャラリーでの「①友達と一緒にワークシート方式で絵画を見つける」と、館内のお洒落なカフェについてです。

ナショナルギャラリー トラファルガースクエア
Table of Contents
電車の中で簡単な予習
お友達と一緒とはいえ、何せ絵画鑑賞に興味のない息子。
現地集合だったので、行きの電車の中では、少しだけ絵画の予習をしました。
代表的な絵画10点。
子どもも含め誰もが知っているゴッホの「ひまわり」から始まり

Vincent van Gogh, 1853 – 1890
Sunflowers
1888
Oil on canvas, 92.1 x 73 cm
Bought, Courtauld Fund, 1924
NG3863
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG3863
光と陰影の巧みさで本物のような質感を表現するフェルメール。
「ヴァージナルの前に立つ若い女」

Johannes Vermeer, 1632 – 1675
A Young Woman standing at a Virginal
about 1670-2
Oil on canvas, 51.7 x 45.2 cm
Bought, 1892
NG1383
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG1383
淡く切ない風景絵画のターナー。(個人的にも好き。)
「戦艦テメレール号」

Joseph Mallord William Turner, 1775 – 1851
The Fighting Temeraire tugged to her last berth to be broken up, 1838
1839
Oil on canvas, 90.7 x 121.6 cm
Turner Bequest, 1856
NG524
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG524
これまた子供でも誰もが知る、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
「岩窟の聖母」

Leonardo da Vinci, 1452 – 1519
The Virgin with the Infant Saint John the Baptist adoring the Christ Child accompanied by an Angel (‘The Virgin of the Rocks’)
about 1491/2-9 and 1506-8
Oil on poplar, thinned and cradled, 189.5 x 120 cm
Bought, 1880
NG1093
This painting is part of the group: ‘Panels from the S. Francesco Altarpiece, Milan’ (NG1093; NG1661-NG1662)
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG1093
電車の中でこれから観る絵画について学びました。
といってもここはそれほど真剣にやらなくても良いかと思います。
一通り見てもらい、絵についてはなるべく分かりやすい言葉を選びながら軽く説明し、
「美術館でこの絵10点を探して見つけよう!」
という方式にしてやってみる事に。
これは学校の社会科見学に倣ったやり方です。
ナショナルギャラリーで絵画探し
いざ、美術館に着いてお友達と一緒にやると、意外や意外、
みんなやる気に燃えていて、探し見つけるのに一生懸命になって大盛り上がり!
絵をじっくりと鑑賞する、、というところまではあと一歩ですが、
美術館で楽しむ経験は、知識のベースのない小学生としては大きな一歩でしょう。
「フェルメール見つけられなかったんだけど、見つけた?連れて行ってもらえるかなぁ?」
なんてお願いしたら、得意げに案内してくれました。
小学生男子、カワイイ・・!

ちなみに、ワークシートといっても、特別なプリントを作ったのではなく、
スマホで絵画を10枚、スクリーンショットで保存していっただけです。
参考にしたサイトはこちら。
子供達はそれを見ながら絵を探していました。
もしくはナショナルギャラリーが「絵画のハイライト30枚」(英語)を公開してくれているので、
その中からピンとくるものを選ぶのもオススメ。
展示室番号も書いてあるので、探しやすいですよ。
予備知識のない幼稚園児のお子さんは、鑑賞のあと、
「馬の絵が一番好きだった!」と教えてくれました。
これは日本では有名でないですが、ナショナルギャラリーの「ハイライトの30枚」にも入っており、重要な絵画とされています。
小さな子は素直で面白いですね!
ちなみに自分が「この絵、良いなー」と思って1枚撮ったのが、この絵。

Mountain Landscape with Lightning
ガイドブックでも日本のサイトでも見かけませんでしたが、「落穂拾い」で有名なミレーの絵でした。
ぽつんと1点だけミレーの絵が。
Francisque Milletという表記でしたが、別名ジャン=フランソワ・ミレーです。
こういう意外な発見も、面白いですね。
ナショナルギャラリーのカフェ・レストラン
ランチも取れるナショナルギャラリーのカフェは、美味しくてオシャレ。
博物館によくあるBENUGOではなく(BENUGOのサンドイッチも悪くはないですが)、
こちらは洗練された印象の、PEYTON and BYRNEです。
カブのスープとコーヒーウォールナッツケーキを頼みましたが、
スープはカブの食感もちゃんと残っていて、ほっこり美味しかった☆


カフェは2階(First Floor)、エスプレッソバーは1階 (Ground Floor)にあります。
カフェの奥にある部屋はもう少し本格的なレストラン。
写真は2枚ともカフェです。
次の記事へ>>>カメラワークショップに参加!子どもと美術館 ナショナルギャラリーでの楽しみ方②
通常: 10am–6pm
金曜: 10am–9pm
1月1日と12月24~26日は閉館。
住所: The National Gallery, Trafalgar Square, London WC2N 5DN
入場料: 無料
2019年1月20日まで、「コートルードの印象派たち:マネからセザンヌまで」展を開催中↓