「子どもと美術館を一緒に楽しみたい」
そんな気持ちがずっとありましたが、絵画鑑賞にイマイチ興味のない息子。
難しいだろうなと思って諦めていましたが、
- 友達と一緒にワークショップ方式で絵画を見つける
- 子供向けのアクティビティに参加
今回はロンドンの誇る世界10大美術館のうちの一つ、ナショナルギャラリーでの「①友達と一緒にワークシート方式で絵画を見つける」と、館内のお洒落なカフェについてです。
ナショナルギャラリー トラファルガースクエア
Table of Contents
電車の中で簡単な予習
お友達と一緒とはいえ、何せ絵画鑑賞に興味のない息子。
現地集合だったので、行きの電車の中では、少しだけ絵画の予習をしました。
代表的な絵画10点。
子どもも含め誰もが知っているゴッホの「ひまわり」から始まり
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG3863
光と陰影の巧みさで本物のような質感を表現するフェルメール。
「ヴァージナルの前に立つ若い女」
淡く切ない風景絵画のターナー。(個人的にも好き。)
「戦艦テメレール号」
これまた子供でも誰もが知る、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
「岩窟の聖母」
電車の中でこれから観る絵画について学びました。
といってもここはそれほど真剣にやらなくても良いかと思います。
一通り見てもらい、絵についてはなるべく分かりやすい言葉を選びながら軽く説明し、
「美術館でこの絵10点を探して見つけよう!」
という方式にしてやってみる事に。
これは学校の社会科見学に倣ったやり方です。
ナショナルギャラリーで絵画探し
いざ、美術館に着いてお友達と一緒にやると、意外や意外、
みんなやる気に燃えていて、探し見つけるのに一生懸命になって大盛り上がり!
絵をじっくりと鑑賞する、、というところまではあと一歩ですが、
美術館で楽しむ経験は、知識のベースのない小学生としては大きな一歩でしょう。
「フェルメール見つけられなかったんだけど、見つけた?連れて行ってもらえるかなぁ?」
なんてお願いしたら、得意げに案内してくれました。
小学生男子、カワイイ・・!
ちなみに、ワークシートといっても、特別なプリントを作ったのではなく、
スマホで絵画を10枚、スクリーンショットで保存していっただけです。
参考にしたサイトはこちら。
子供達はそれを見ながら絵を探していました。
もしくはナショナルギャラリーが「絵画のハイライト30枚」(英語)を公開してくれているので、
その中からピンとくるものを選ぶのもオススメ。
展示室番号も書いてあるので、探しやすいですよ。
予備知識のない幼稚園児のお子さんは、鑑賞のあと、
「馬の絵が一番好きだった!」と教えてくれました。
これは日本では有名でないですが、ナショナルギャラリーの「ハイライトの30枚」にも入っており、重要な絵画とされています。
小さな子は素直で面白いですね!
ちなみに自分が「この絵、良いなー」と思って1枚撮ったのが、この絵。
ガイドブックでも日本のサイトでも見かけませんでしたが、「落穂拾い」で有名なミレーの絵でした。
ぽつんと1点だけミレーの絵が。
Francisque Milletという表記でしたが、別名ジャン=フランソワ・ミレーです。
こういう意外な発見も、面白いですね。
ナショナルギャラリーのカフェ・レストラン
ランチも取れるナショナルギャラリーのカフェは、美味しくてオシャレ。
博物館によくあるBENUGOではなく(BENUGOのサンドイッチも悪くはないですが)、
こちらは洗練された印象の、PEYTON and BYRNEです。
カブのスープとコーヒーウォールナッツケーキを頼みましたが、
スープはカブの食感もちゃんと残っていて、ほっこり美味しかった☆
カフェは2階(First Floor)、エスプレッソバーは1階 (Ground Floor)にあります。
カフェの奥にある部屋はもう少し本格的なレストラン。
写真は2枚ともカフェです。
次の記事へ>>>カメラワークショップに参加!子どもと美術館 ナショナルギャラリーでの楽しみ方②
通常: 10am–6pm
金曜: 10am–9pm
1月1日と12月24~26日は閉館。
住所: The National Gallery, Trafalgar Square, London WC2N 5DN
入場料: 無料
2019年1月20日まで、「コートルードの印象派たち:マネからセザンヌまで」展を開催中↓