ウォレスコレクション 1 仰天な愛人の生き方とカフェ

ロンドン芸術




ロンドン・マリルボーンの宝石、ウォレスコレクション。

元々は個人のプライベートコレクションでしたが、18世紀フランスの重要な絵画や家具、陶器、小物や武具が揃っており、お屋敷の中の小さな美術館とは侮れないほど見応えがあります。

この記事は、ウォレスコレクション付近にできた期待度の高いカフェButterscotch Londonと、ウォレスコレクションの代表的な絵画に隠された艶っぽいお話、成功を収めた仰天な愛人についてです。



おしゃれすぎる新カフェ、バタースコッチロンドン

ボンドストリートからセルフリッジの横を通り、ロンドンきってのお洒落タウン・マリルボーン方面へ真っすぐ歩いて行くと、すぐに出てくるウォレスコレクション。

この日は、2枚目地図の、ボンドストリート駅を出てすぐの通りを歩いて行きました。

すると、いかにもインスタ映えしそうなオシャレなカフェが。

Butterscotch LONDON

カップケーキが美味しく何度も賞を受賞しているBea’s of Bloomsbury(初めてこちらのレッドベルベット・カップケーキを食べた時、感動しました!)を立ち上げたBeaさんがディレクターを務める、アメリカンフードを提供する、できたばかりのティーハウスだそうです。

Butterscotch HPより

アメリカンスイーツ=激甘?と一瞬思いましたが、近々食してレポートしたいです。

店内も可愛すぎて、非常に気になる!



元貴族の邸宅美術館、ウォレスコレクション

そんなお洒落カフェを通り過ぎ、緑の広場(マンチェスタースクエア)の向かいに表れるのが、貴族の邸宅が美術館になった、ウォレスコレクション。

他の大きな美術館にも引けを取らないと言われている18世紀フランスの絵画や家具、装飾品、武具からなる豪華なコレクションですが、外へ持ち出すことが許されていない為、ここへ来ないと見られません。



艶っぽい絵画1.仰天な愛人・ポンパドゥール夫人

ウォレスコレクションのハイライトの一つである、ブーシェ作「ポンパドゥール夫人」。

フランス王ルイ15世の公妾(公式な愛人)として有名です。

平民だけれども貴族以上の子女教育を受け、成績優秀・頭脳明晰だったジャンヌ(後のポンパドゥール夫人)。

ルイ15世と会った時は、既に結婚されていて、20代前半の人妻でした。

ところがルイ15世は美しい彼女をいたく気に入り、彼女を自分の公妾にしようとします。

なんとジャンヌは王様の公式な愛人となり夫と別居したことで、裕福な主婦から、一気にセレブリティ・高貴な位へと駆け上がったのです。

※「ポンパドゥール伯爵夫人」という名は、ルイ15世の公妾となったことで与えられた称号です。




王様の愛人となってからのポンパドゥール夫人は湯水の如くお金を使い、あちこちに自分の邸宅をたてさせたそう!

さて、ポンパドゥール夫人の夫(まだ離婚していません)は・・?

自分を放り出して公式な愛人になってしまった妻を、旦那さんは、生涯許さなかったのだそう・・。

現代日本にこんな皇太子殿下の愛人がいたら、避難轟々でしょうね!

 

そんな夫とは対照的に、公妾としてフランスの政治をも動かすようになったポンパドゥール夫人。

彼女の「私の時代が来た」という言葉が有名になっています。

 

ちなみに18世紀のフランスはカトリック時代。庶民は浮気など法的に罰せられる時代でしたが、王様は法的に愛人OKだったのです。

上流階級の人達の間でも、不倫は男女ともに暗黙の了解だったのだそう。

罰せられるのは庶民だけ。

上流階級にのみ許される雰囲気のある「戯れ」を、当時のフランス国民はどう思っていたのでしょうか。

チェス太
「妾=独身」だと思い込んでいたので、人妻が夫と別居しつつ王様の公式な愛人として称号まで与えられ、政治で権力を振るい、正妻以上に成功しているという話に驚きを隠せませんでした!

François-Hubert Drouais, 1727 – 1775
Madame de Pompadour at her Tambour Frame
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/NG6440

可憐で麗しい美貌をもっていたポンパドゥール夫人も、写真のように、40歳ではどっしりと落ち着き風格が。

華々しい愛人としてのプリンセスストーリーを歩んだ彼女ですが、30歳頃から、ルイ15世とベッドを共にすることはなくなったようです。(早くないですか・・!?)

 

現代日本の愛人ならこれで縁が切れそうなところですが、ポンパドゥール夫人は自分の政治や公妾としてのポジションは確固たるものとしたままに、ルイ15世に自分の息のかかった女性を次々と紹介していったというから驚き。

頭脳明晰で美しい女性はやり手!

政治・外交面でも頼りになり、もはや様々な意味でルイ15世のパートナーだったのでしょう。

40代のポンパドゥール夫人の事を、ルイ15世は「20年来の友人」と表現しています。

ポンパドゥール夫人は肺を悪くし42歳で亡くなってしまいますが、その際は大変悲しんだのだそう。

 

ポンパドゥール夫人についてはヤングジャンプから漫画もでています。(試し読み有り。)

キスコミックスからのポンパドゥール夫人漫画は、kindle版が今なら108円。

※kindleはPCやiPadにもフリーでダウンロードできるので、ご興味のある方はkindle無料アプリ若しくはKindle for PC (Windows) [ダウンロード]へどうぞ。

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